【一汁一ぱんのすすめ】長芋とクリームチーズの味噌汁

【一汁一ぱんのすすめ】長芋とクリームチーズの味噌汁

一汁一ぱん、味噌汁のすすめ

味噌汁は日本人の心といえる食べもの。朝の一杯の味噌汁は活力を与えてくれますね。このシリーズでは、パン派の方にもおすすめのアレンジ味噌汁をご紹介します。

今回は意外な取り合わせ「長芋とクリームチーズ」。長芋は貯蔵性が高く、今の時期は土の中で越冬させて翌年の春に収穫する、春掘りの長芋が出荷されています。切りかたによっても味わいがさまざまに変わります。スライスしてサクサクと、あるいはすりおろして浮きみにしたり。今回は叩いて崩し、味をしみやすくしています。クリームチーズを最後に加えてコクのある味わいに。

アレンジ味噌汁におすすめの「クリームチーズ」

クリームチーズは、白く柔らかいフレッシュタイプのチーズ。生クリームと牛乳を混ぜて乳酸発酵させ、水分を除いて製造した熟成させない軟質チーズです。乳酸菌由来の酸味と乳脂肪の豊かな味わいで、なめらかな舌ざわりが特徴です。多くのチーズがヨーロッパが起源であるのに対して、クリームチーズはアメリカ生まれと言われています。

カロリーは高めですが糖質が少なく、ビタミンB群やビタミンAを豊富に含みます。あっさりした味わいのわりに腹持ちがいいので、野菜やフルーツと上手に組み合わせて使うとダイエットにも。

クリームチーズは実は味噌や醤油といった和の調味料にもよくあいます。味噌汁に加える場合は仕上げに塊を加えて、少しずつ溶かしながら飲むのがおすすめ。ホワイトシチューのようななめらかでコクのある味わいが楽しめます。具材はなんでもOKですが、シチューに入れておいしい食材、かぼちゃやかぶ、長芋、玉ねぎなどがよくあうようです。

■実は手作りできる!クリームチーズ
クリームチーズは長期間熟成させないタイプのチーズなので、本物に近いものを家庭で手作りすることもできます。いろいろな作り方がありますが、中でもかんたんな方法をご紹介します。
<材料>
低温殺菌牛乳 400ml
生クリーム脂肪分47% 400ml
生乳100%プレーンヨーグルト 大さじ1
<作り方>
①材料をすべて容器に入れてよく攪拌し、40℃の湯煎にかけて温め、37℃くらいの温度でキープすると24時間前後で固まる(ヨーグルトメーカーなどを使うとよい)。
②①を布を敷いたザルなどにあけ、丸1日くらいかけて自然に水を切ってできあがり。

おすすめのぱん「ホワイト&レーズン」

そのままでも、サンドイッチにしても美味しい三角プチパン。ホワイトフランスは低温でしっかりと焼き上げることで、ふわふわもちもちの食感になりました。食べやすいサイズで、サンドイッチにもおすすめです。レーズンは砂糖を一切使用せず、オーガニックレーズンの甘みだけでふんわり柔らかく焼き上げました。

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レシピ「長芋とクリームチーズの味噌汁」

長芋は切り方で味わいが変わります。ポリ袋などに入れて適度につぶした「たたき」は、あえものなどにもよくあいます。仕上げにクリームチーズをそえて一味違った朝の一杯を!

<材料>2人分
長芋 60g
青みの野菜 少々
だし汁 360cc
味噌 大さじ2
クリームチーズ 大さじ1

<作り方>
①長芋は2cm角くらいに切ってポリ袋に入れ、麺棒などで軽くたたいて半つぶしにする。青みの野菜は茹でるなどして下ごしらえしておく。
②だし汁に長芋を入れて柔らかくなるまで煮て、味噌を溶き入れて火を止める。器に盛って青みの野菜を加え、仕上げにクリームチーズを落とす。

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