【ぱんのおかず】里芋まるごとコロッケ
ぱんのおかず、里芋まるごとコロッケ
油脂や砂糖を控えたシンプルなパンには、実は和のおかずもよくあうのです。このシリーズでは、ごはんと一緒にいただいているようなお惣菜や和の食材でパンをおいしく食べるアレンジ方法をご紹介していきます。
12月22日の「冬至」は太陽の高さが低く、日の出から日没までの時間が短く、そして夜が最も長くなる日です。この頃は日が暮れるのが早くてびっくりすることも。冬至を過ぎて少しずつ昼間の時間が長くなってきますが、1月下旬の「大寒」にむかってさらに本格的な寒さがやってきます。冷えた体に、根菜や芋類がおいしく感じられる季節です。
今回ご紹介するのは「里芋まるごとコロッケ」。里芋はもともとは東南アジア原産ですが、紀元前には日本に伝わっていたという、日本人にはなじみの深い芋です。里芋には「ガラクタン」「グルコマンナン」という水溶性の食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整えて血糖値の上昇を抑えたり、余分な水分の排泄を促すなどのはたらきがあります。
里芋を蒸してつぶしたコロッケはいろいろなレシピがありますが、つぶすこともせずに里芋の形をいかしてそのままシンプルにコロッケにしました。ポイントは里芋の重さの1%の塩。塩が里芋の味を引き出し、里芋だけで充分おいしいんだなあと実感できる一品です。くるみ味噌、ごま味噌などを添えて。きぬかつぎよろしく辛子醤油でいただいてもおいしいです。
<材料>2人分
小さめの里芋 6個(200gくらい)
小麦粉 1/4カップくらい
塩 小さじ1/4
パン粉 1/2カップくらい
くるみ 10g
揚げ油 適量
■くるみ味噌
くるみ 10g
味噌 小さじ2
水 大さじ2
<作り方>
①里芋は皮をむいて重さをはかり、1%の分量の塩をまぶず。蒸気の上がった蒸篭で柔らかく串が通るくらいまで蒸す。
②くるみは炒って細かく刻んでパン粉に混ぜておく。
③①が冷めたら小麦粉をかるくまぶし(分量外)、水でどろっと溶いた小麦粉、②のパン粉の順に衣をつける。
④くるみ味噌を作る。くるみ10gをフライパンで軽く炒り、すり鉢ですり、味噌を加えてさらにすり、分量の水でのばす。
⑤揚げ油で③をきつね色になるまで揚げる。くるみ味噌をつけていただく。
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