【一汁一ぱんのすすめ】糸寒天の冷やし味噌汁

【一汁一ぱんのすすめ】糸寒天の冷やし味噌汁

一汁一ぱん、味噌汁のすすめ

味噌汁は日本人の心といえる食べもの。朝の一杯の味噌汁は活力を与えてくれますね。このシリーズでは、パン派の方にもおすすめのアレンジ味噌汁をご紹介します。

今回は暑い時期に食べたい冷やし味噌汁。前の晩の残りの味噌汁でもよいのですが、冷蔵庫でよく冷やしておきます。夏野菜をたっぷり加え、さらに糸寒天で涼しさを。寒天はカロリーゼロで満腹感があるので、手軽なダイエット食としてもおすすめです。

アレンジ味噌汁におすすめの糸寒天

「天草(テングサ)」を煮溶かして作るところてんは、古く奈良時代から食されていました。時を経て江戸時代、食べ残されたところてんを冬に外に出しておいたところ、寒さのため凍結、昼間日にあたって乾燥したところてんがたまたま発見されました。これが「寒天」の起源です。
煮て食べてみるとおいしく、さらに時間をおくと固まることがわかりました。以来、寒天は300年以上にわたって大切な日本の食文化になっています。

寒天はほとんどが食物繊維でカロリーはゼロ。水溶性と不溶性、両方の食物繊維の働きが期待できます。ダイエット、便秘解消などの健康面でも注目されています。天草の成分「アガロペクチン」には、抗ガン化作用と、コレステロールを減らしたり、美肌作用があることが伝えられています。食事の一部に加えることで満腹感が生まれ、食べすぎ防止にも役立ちます。熱い味噌汁やスープに加えて、半分溶けたところを食べるのも別のおいしさがありますよ。

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レシピ「糸寒天の冷やし味噌汁」

糸寒天は好みの量で。味噌はあっさりした麦味噌などがおすすめです。

<材料>2人分
糸寒天 適量
きゅうり 1/2本
みょうが 1個
シソ 1枚
白ゴマ 少々
だし汁 360cc
味噌 大さじ2
<作り方>
①だし汁は冷やしておく。糸寒天は長い場合はさみで2cmくらいに短く切って、水に10分ほどつけて戻しておく。きゅうり、みょうが、シソは細い千切りにしておく。
②分量の味噌をだし汁で溶き、①の戻した糸寒天、きゅうり、みょうが、シソと器に盛りつけていただく。

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