【日本文化×パン】お茶請けにパンはいかが?日本茶に合うパン4選

【日本文化×パン】お茶請けにパンはいかが?日本茶に合うパン4選

パンに合う飲み物といえば、コーヒー・紅茶・牛乳などがあげられると思いますが、実は日本茶とパンも意外と合うものです。日本茶はまんじゅうや羊かんなどの和菓子と相性の良い飲み物として親しまれている方が多いかもしれませんが、この機会にパンと合わせてみてはいかがでしょうか。

日本茶とパンの組み合わせがあまりピンとこない方のために、今回はお茶請けにおすすめのパンをご紹介します。

お茶請けによい味ってどんな味?

「お茶請け」とはお茶の味を引き立ててくれる食べ物のことを指し、ワインでいう「マリアージュ」に似た意味を持ちます。お茶請けは味覚面での引き立て役だけでなく、お茶に含まれるカフェインやカテキンによる胃腸への刺激を和らげてくれる存在でもあるため、体をいたわるための大切なパートナーともいえます。

では、どのような味がお茶と合うのでしょうか?日本茶には甘みのあるものから苦味・渋味のあるものまで、さまざまな種類があります。コーヒーの焙煎と同じように淹れ方によって味が変わる飲み物のため、一概に「これが正解」といえるものはありません。お茶の特徴に合わせてお茶請けの味を決めると良いでしょう。

例えば、苦味や渋味のあるお茶であれば甘めのパンを合わせるとお茶の味をマイルドにし、おいしいと感じるようになります。それでは、具体的にどのようなパンがお茶に合うのか、初めての方でも合わせやすいパンをご紹介します。

甘いパンでお茶の苦味と合わせる

あんぱんと抹茶、抹茶入り緑茶

お茶に合うパンとしてメジャーなものは「あんぱん」です。あんぱんは和菓子にも使われるあんこが入っているため、和の飲み物である日本茶と相性が良いパンの1つです。あんこの甘さを楽しめるだけでなく、お茶の風味もバランス良く味わうことができるでしょう。苦みの強い抹茶は、甘いものとあわせるとその苦みをより楽しむことができます。

クリームパンと深煎りの緑茶

「クリームパン」も、あんぱんと同じように日本茶の苦味を和らげてくれます。あんぱんほど甘みは強くないので、普段使いの緑茶を楽しむにはぴったりのお茶請けです。

酸味のあるパンは甘めのお茶と合わせる

お茶の中には、甘みのある種類があります。甘めのお茶は、少し酸味のあるパンとの相性が抜群です。

レーズンパンと玉露

酸味のあるパンの例として「レーズンパン」が挙げられます。甘酸っぱいレーズンは単品で食べると酸っぱく感じますが、玉露など甘めのお茶と一緒に食べることで程良い甘さに感じられますよ。玉露は日光を遮って育てたお茶なので、旨みや甘みを感じるお茶です。意外でおいしい組み合わせです。

サワードゥブレッドと玄米茶、ほうじ茶

材料に小麦粉ではなくライ麦を多く含むパンは独特の酸味が生まれます。ライ麦をよく使うパンの代表格といえばドイツパンがありますが、「サワードゥブレッド」も独特の酸味があるため、あまり主張しすぎない優しい味わいの玄米茶などでパンの風味を楽しむのがおすすめです。

以上のように、日本茶も組み合わせ次第でおいしくパンをいただくことができます。新しい組み合わせとしてパンとお茶という選択肢を入れてみるのも良いかもしれません。

おわりに

お茶の味をひきたて、カテキンやカフェインなどのお茶の刺激成分から胃腸を守るために活用されてきたお茶請けは、和菓子に限らずパンでも応用できます。

和菓子には日本茶、洋菓子にはコーヒー・紅茶という組み合わせを楽しむ方が多いとは思いますが、これからはパンと日本茶という新しい楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか。

パンとお茶は一見合わないように感じてしまいますが、「甘いパンと苦味のあるお茶」「酸味のあるパンと甘めのお茶」などのように、味の特徴を考えることでお茶とお茶請けお互いのおいしさが引き立つため、試してみることをおすすめします。