【一汁一ぱんのすすめ】菜花とわかめの味噌汁

【一汁一ぱんのすすめ】菜花とわかめの味噌汁

一汁一ぱん、味噌汁のすすめ

味噌汁は日本人の心といえる食べもの。朝の一杯の味噌汁は活力を与えてくれますね。このシリーズでは、パン派の方にもおすすめのアレンジ味噌汁をご紹介します。

今回は山と海から春を感じる「菜花とわかめ」。どちらも春に旬を迎えます。ごはん食にも定番の具ですが、旬の食材の新鮮さを生かすため、だし汁で煮ないであらかじめ別茹でしておきます。煮た野菜のうまみが溶け出した味噌汁もおいしいですが、食材をすっきり味わいたい時にはこのような作り方がおすすめです。

アレンジ味噌汁におすすめの「わかめ」

古くは縄文時代から食されていたというわかめ。古語では「メ」は食用にする海草のこと、「ワカ」は「若々しい、新しい」という意味を示すそうなので、古代の人々も「おいしい海草」と思っていたことがわかります。ビタミンやミネラルが豊富で、現代人の食生活にはよりいっそう取り入れたい食材です。

わかめは海岸近くの岩場などに生えていますが、長さは2mほどにもなります。海の中でゆらゆらと揺れる姿は確かに「海の草」です。乾燥したり、塩漬けにしたりして保存します。秋に芽を出し、3~5月ごろにおいしい旬を迎えるので、この時期だけ褐色のわかめが店先に並びます。沸騰した湯に放つと褐色のわかめの色がさっと鮮やかな緑色に変わります。乾燥もの、塩蔵ものとは違う新鮮な味わいです。味噌汁はもちろん、酢の物やサラダなどに、ぜひこの季節の生わかめを食べてみてください。

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レシピ「菜花とわかめの味噌汁」

菜花もわかめも春が旬です。特に生わかめはこの時期だけ、店先で見つけることができます。どちらもだし汁で煮ずにあらかじめさっとゆがいておきます。旬のさわやかなおいしさを味わいましょう。

<材料>2人分
菜花 2枝(50~70gくらい)
生わかめ 20g
だし汁 360cc
味噌 大さじ2

<作り方>
①菜花はさっとゆでて、食べやすい大きさに切る。生わかめは沸騰した湯に入れて、緑色に変わったら水に取ってしぼり、一口大に切る。
②だし汁を温めて、煮立たないうちに味噌を溶き入れる。器に菜花とわかめを盛って、味噌汁を注いでできあがり。

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