【一汁一ぱんのすすめ】焼きネギの味噌汁

【一汁一ぱんのすすめ】焼きネギの味噌汁

一汁一ぱん、味噌汁のすすめ

味噌汁は日本人の心といえる食べもの。朝の一杯の味噌汁は活力を与えてくれますね。このシリーズでは、パン派の方にもおすすめのアレンジ味噌汁をご紹介します。

今回は「焼きネギ」。ネギや玉ネギは加熱すると辛味成分が揮発するため、甘みを感じるようになります。同じ加熱でも、煮たり蒸したりするよりもじっくり焼く方が揮発しやすく、低温でじっくり加熱することで甘みが凝縮されるため、ネギを煮て作る味噌汁とは一味も二味も違います。油揚げも焦げ目がつくくらいにカリッと焼いて加えるとおいしいですよ!

アレンジ味噌汁におすすめの「焼きネギ」

ネギにはアリシン(硫化アリル)という、独特の香りや辛味の成分が含まれています。アリシンには強い抗酸化作用があり、活性酸素を除去して血圧を下げる働きがあります。また、冷え解消などの効果があり、肩こりや疲労回復にも役立つといわれています。

煮てもおいしい冬のネギですが、焼くとアリシンが出やすくなって抗酸化作用が2.5倍になるとも言われています。甘みも増して煮たネギとは全く違う味わいになります。

スペインのカタルーニャ地方には「カルソッツ」(Calçots)」という焼きネギの名物料理があります。旬は11月~4月、調理法は至ってシンプルで、ネギを丸ごと網に載せ直火で外の皮が真っ黒になるまで焼き上げます。この皮を剥きながら「ロメスコソース」というトマトベースの独特なソースにつけて丸ごといただきます。

焼いたネギはそのまま醤油をかけて食べたり、南蛮漬けにしたり、さまざまに楽しむことができます。ぜひネギのおいしい冬の間に試してみてくださいね。

おすすめのぱん「かぼちゃパン」

北海道産の甘いかぼちゃを生地にたっぷりと練り込み焼き上げました。かぼちゃの自然な甘さと風味がしっかりと生きています。

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レシピ「焼きネギの味噌汁」

ネギはフライパンでじっくり焦げ目がつくまで火を通します。ひと手間かかりますが、煮たネギとはまったく違う甘みと香りを楽しむことができます。

<材料>2人分
ネギ 1本(70gくらい)
油揚げ 1/2枚
だし汁 360cc
味噌 大さじ2

<作り方>
①ネギは3cmくらいのブツ切りにし、時々ころがしながらフライパンなどで焦げ目がつくまでじっくり焼く。油揚げはオーブントースターやグリルなどで、こちらも焦げ目がつくように焼いて細切りにする。
②だし汁を温めて味噌を溶き入れ、焼いたネギと油揚げを加えてさっと火を通してできあがり。

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