【一汁一ぱんのすすめ】アスパラガスとベーコンの味噌汁

【一汁一ぱんのすすめ】アスパラガスとベーコンの味噌汁

一汁一ぱん、味噌汁のすすめ

味噌汁は日本人の心といえる食べもの。寒い朝、一杯の味噌汁は活力を与えてくれますね。このシリーズでは、パン派の方にもおすすめのアレンジ味噌汁をご紹介します。

味噌はもともと各家庭で仕込んでいたものだけに、家庭ごと地域ごとにさまざまな種類がありますが、材料によっておおまかに分けると次のようになります。

・米味噌…大豆と米糀を発酵・熟成させたもので、 塩分や糀の割合で種類がいろいろあります。玄米糀で作った玄米味噌、糀の割合が多く甘い白味噌、大豆の割合が多く熟成期間の長い赤味噌など、米味噌の中にもいろいろな種類があります。
・白味噌…皮をむいてゆでた大豆と2倍程度の米麹を5%くらいの塩で仕込む熟成期間数日から数か月。甘く上品な味わいです。
・麦味噌…大豆と麦麹を発酵・熟成させたもの。すっきりした味わいで洋風料理のかくし味などにも。西日本でよく作られています。
・豆味噌…蒸した大豆に種麹をつけて塩水と仕込み2~3年熟成させる。かすかな渋味と酸味、苦味のある味わい。愛知県での生産が盛んです。

味噌汁にはいくつかの種類を組み合わせて「あわせ味噌」にするとさまざまな味わいを楽しむことができます。春は麦味噌のあっさりした甘み、冬は豆味噌のコクなど、季節や具によって味噌を変えてみることをおすすめします。季節にあわせた味噌汁とシンプルなおいしいパンで「一汁一ぱん」、健康な朝食の習慣を作ってみてはいかがでしょうか。

アレンジ味噌汁におすすめの「黒胡椒」

味噌汁にもピリッとしたアクセントと香りを添えてくれる黒胡椒。一振りでぐっと味噌汁のおいしさがひきたちます。肉や魚の具に加えるのが特におすすめです。

別名『ブラックペッパー』とも呼ばれ、胡椒の木から取れた熟す前の緑色の実を長い時間かけて乾燥させたものです。乾燥してシワがよった実をそのまま使用します。世界中どこでも見かける香辛料です。

「ピペリン」という成分による抗菌・防腐・防虫作用が知られており、冷蔵技術が未発達であった時代には、料理に欠かすことのできないものでもあり、食料を長期保存するために珍重されました。大航海時代などの船旅の目的のひとつが胡椒であったという見方もあるほどで、中世ヨーロッパでは香辛料の中で最も高価であり、貨幣の代用として用いられたりもしました。

日本では唐辛子より歴史が古く、山椒と並ぶ香辛料として現在よりも多用されていたそうです。うどんの薬味としても用いられ、現在でも伝統的な船場汁、潮汁、沢煮椀などの吸い物類を中心に、薬味としてコショウを用いる日本料理が残っています。

おすすめのぱん「はちみつパン」

まるで『はちみつ』をなめているような自然な甘さのパンです。素材の美味しさを最大限に活かし、砂糖を一切使わず、はちみつの甘さでふんわりしっとり焼き上げています。国産はちみつの美味しさを堪能することができるパンです。

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レシピ「アスパラガスとベーコンの味噌汁」

旬の短いアスパラガス。ぜひ時期を逃さずに作りたい味噌汁。ベーコンは厚みのあるもののほうが食べごたえがあっておいしいです。仕上げに黒胡椒を少々振るとピリッとした辛みと香りがアクセントになっておいしいです。

<材料>2人分
だし汁 360cc
味噌 大さじ2弱
アスパラガス 2本
ベーコン 6切れ
黒胡椒 少々
<作り方>
①アスパラガス、ベーコンはそれぞれ3cmくらいの長さに切る。
②沸騰しただし汁にアスパラガスを入れて、火を通す。別のフライパンでカリッと焼いたベーコンを加えて火を止め、味噌を溶き加える。
③器に盛って、黒胡椒少々を振る。
※黒胡椒は粒を挽いて使うのがおすすめです。

手作りパン派におすすめ!
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