パン作りがもっと楽しくなる!小麦粉の選び方とおすすめの小麦粉11選

パン作りがもっと楽しくなる!小麦粉の選び方とおすすめの小麦粉11選

パンの基本原料は、小麦粉・イースト・水・塩です。この基本原料の中でも、小麦粉は使用分量が多く重要な原料。また、小麦粉にはパンの風味や色味をつける働きもあるため、作るパンによって小麦粉を使い分けることも大切です。

今回は、パン作りに適したおすすめの小麦粉や選び方をご紹介します。これからパン作りを始める方も、新しい味を試みている方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

小麦粉の役割とは

小麦粉は、グルテニンとグリアジンと呼ばれるたんぱく質を含んでいます。小麦粉と水が混ざり合うことにより、これらのたんぱく質がグルテンという粘り気のある組織を形成します。
グルテンは、イーストが発酵した際に生じる炭酸ガス(二酸化炭素)を閉じ込める働きを持っており、グルテンが炭酸ガスを閉じ込めることによってパンがふっくらと焼き上がります。

たんぱく質

小麦粉は、たんぱく質の含有量によって強力粉・中力粉・薄力粉に区別されます。含有量の目安は強力粉が11.5~13.5%、中力粉は8.0~12.0%、薄力粉は6.5~8.5%で、たんぱく質が多いほど形成されるグルテンが増えます。一般的には、パン作りに適している小麦粉は強力粉といわれています。

しかし、フランスパンなどのハードパンには中力粉を、ケーキなどのお菓子には薄力粉を使用します。作るパンによっては、強力粉と薄力粉をブレンドする場合もあります。

灰分(かいぶん)

小麦粉の成分表には、「灰分」という聞き慣れない単語があります。灰分とは、小麦を製粉した際に残ったマグネシウムやカリウム、鉄などのミネラルのことです。灰分が多いほど栄養は豊富ですが、生地のベタつきやすさの原因にもなってしまいます。そのため、一般的にパン作りには灰分含有量の少ない小麦粉を使用します。作るパンによって使い分けましょう。

おすすめの小麦粉11選

日本で流通しているパンに使用される小麦粉は主に外国産です。なぜなら、日本産の小麦粉と比較してたんぱく質含有量が多いため。しかし、日本産の小麦粉にもパンに適した小麦粉はあります。ここでは、おすすめの小麦粉を外国産と国産それぞれご紹介します。たんぱく質含有量の多い順に並べました。

外国産小麦

【1】スーパーキング

【産地】カナダ、アメリカ 【たんぱく質】13.8% 【灰分】0.42%

通常の強力粉に比べてふっくらとボリュームのある仕上がりのパンが楽しめます。とにかくボリュームのあるパンを焼きたい!という方におすすめの小麦粉です。イギリスパンや食パンに最適。焼き上げたパンは翌日もふわふわが持続します。

【2】ゴールデンヨット

【産地】カナダ、アメリカ 【たんぱく質】13.5% 【灰分】0.41%

カナダ産とアメリカ産の小麦をブレンドしたパン用強力粉です。一流ホテルでも使用されています。弾力のあるもちもち食感で、味、香りともに優れています。

【3】イーグル

【産地】カナダ、アメリカ 【たんぱく質】12% 【灰分】0.35%

愛され続けるロングセラーのパン用強力粉です。「扱いやすく、美味しい、お手頃価格」と大評判です。パン作り初心者の方にもおすすめです。いろいろなパンに使うことができる万能タイプの小麦粉です。パン、ピザ、餃子などにも幅広く使うことができます。

【4】カメリア

【産地】カナダ、アメリカ 【たんぱく質】11.8% 【灰分】0.37%

とても扱いやすい小麦粉で初心者向きです。小麦本来の味と香りがあり、口どけとふんわりとした食感を得意としたパン作りが可能です。パン、ピザ、餃子など幅広くお使いいただけます。

【5】スーパーカメリヤ

【産地】カナダ、アメリカ 【たんぱく質】11.5% 【灰分】0.33%

通常の強力粉に比べて口どけがよく、軽さのある食感のパンが楽しめます。ふんわり柔らか、小麦のおいしさを実感できるパンが焼きあがります。デニッシュなどの菓子パンから食事パンまで、さまざまな種類のパンに対応。とても使いやすい小麦粉です。

国産小麦

【1】ゆめちから100%

【産地】北海道 【たんぱく質】12.5% 【灰分】0.48%

ゆめちからは、これまでの国産小麦「強力小麦」よりも良質で弾力のあるグルテンを多く含んでいます。そのため「超」強力小麦といわれています。引きが強くもちもち食感のパンを作ることができます。ゆめちから100%には中力粉を20~30%ブレンドしてお使いいただくことをおすすめします。

【2】春よ恋100%

【産地】北海道 【たんぱく質】11.5±1.0% 【灰分】0.46±0.05%

はるゆたかの後継種の小麦として登場して以来、絶大な人気を誇り続けるパン用強力粉です。(パン用小麦品種として平成12年に北海道の奨励品種に登録)日本人の好みに合うしっとりもっちり感と、噛みしめるほどに感じる小麦本来の甘みはまるで「炊きたてのごはん」を噛みしめているかのような味わい。

【3】春よ恋ブレンド

【産地】北海道 【たんぱく質】11.5±0.5% 【灰分】0.45±0.05%

はるゆたかの後継種の小麦として登場して以来、絶大な人気を誇り続けるパン用強力粉です。(パン用小麦品種として平成12年に北海道の奨励品種に登録される)春よ恋のユーザーからは「使いやすく、もっちり食感で、美味しい」と絶大なる人気と信頼感を得ている。日本人の好みに合うもっちり感が際立っていて、シンプルな食事パンを得意としています。

【4】はるゆたか100%

【産地】北海道 【たんぱく質】11.5±0.5% 【灰分】0.43±0.03%

国産小麦のレジェンド!もはやその圧倒的な人気は伝説となっています。味わいのある深い甘み、しっとり柔らかな食感が特徴です。ユーザーからは「やっぱり美味しい!」「窯伸びがすごくて…」「味、香り、ボリュームどれをとっても大満足です」と圧倒的な支持を得ている。

【5】はるゆたかブレンド

【産地】北海道 【たんぱく質】11.0±0.3% 【灰分】0.4±0.03%

北海道産小麦の中でも有名な「はるゆたか」をベースに、その他の北海道産小麦をブレンドしています。もっちりとした食感と深い甘みが特徴です。クセのない風味のため、さまざまなパン作りに適しています。

【6】南のめぐみ

【産地】九州 【たんぱく質】10% 【灰分】0.45%

国産小麦粉は北海道産が有名ですが、こちらは九州産のパン用強力粉です。熊本県産小麦のミナミノカオリを使用しています。甘みがあり、きめの細かなしっとりとしたパンを作ることができます。

おわりに

小麦粉を選ぶ際には、ぜひたんぱく質含有量と灰分含有量をチェックしてください。

この他にもさまざまな特徴を持った小麦粉があるため、作るパン、作りたいパンに適した小麦粉を選びましょう。ご自身やご家族の好みに合わせて、パンを作る過程を小麦粉選びから楽しんでみてはいかがでしょうか。