パン好き必見!パン屋さんが登場するテレビアニメ・映画特集

パン好き必見!パン屋さんが登場するテレビアニメ・映画特集

野球やサッカーなどのスポーツをテーマにしたテレビアニメ・映画はたくさんあります。また、作品の中で食べ物が登場することも珍しくありません。それでは、パン屋さんを題材にした作品はどのくらいあるのでしょうか。

今回は、パン屋さんが登場するテレビアニメ・映画についてご紹介します。

世界に誇れる日本のパンを!「焼きたて!!ジャぱん」

special-tv-animated-movie-bakery-appeared-2「焼きたて!!ジャぱん」(橋口たかし原作)というアニメをご存知でしょうか。週刊少年漫画誌で2001年から2007年まで連載された「焼きたて!!ジャぱん」は、2004年から2006年までアニメとしても放送されました。
日本の主食はお米ですが、パンは食べておいしく、作っても楽しい食べ物です。海外にはフランスパン、イギリスパンなど国の名前の付いたパンがありますが、日本パン(ジャぱん)はありません。
「ならば自分が作ってやる!」と意気込む少年が主人公・東和馬(あずまかずま)です。彼はさまざまな困難を乗り越えながら、魔法の手「太陽の手」と、常識にとらわれないアイデアで日本が世界に誇れるパンを作ろうと奮闘します。
アニメに登場するパンの一部は商品化もされています。アニメの第63話に登場する「ジャぱん ごはんですよ!トースト」は2006年に発売されました。マーガリンを塗った食パンの上に、ツナサラダと海苔(のり)佃煮製品「江戸むらさき ごはんですよ!」を乗せてトーストした商品です。
2005年に発売された「ジャぱん8号 ミドリ亀パン」(第16話に登場)は、亀の形をした緑色のパンです。よもぎ入りのもちもちとした食感で、中には粒あんが入っています。

国民的アニメ「それいけ!アンパンマン」

special-tv-animated-movie-bakery-appeared-3次にご紹介する作品は、映画化もされている国民的アニメ「それいけ!アンパンマン」です。「アンパンマン」はもちろん、アンパンマンの仲間「しょくぱんまん」「カレーパンマン」「バタコさん」「チーズ」、アンパンマンと対立する「ばいきんまん」「ドキンちゃん」の名前を知っている方は多いでしょう。
アンパンマンは、パン作りの名人であるジャムおじさんによって作られました。正義感が強く友達思いのアンパンマンは、宿敵ばいきんまんに立ち向かいます。
アンパンマンが生まれたのは1969年。大人向けの絵本の中で登場しました。現在のアンパンマンと異なり、最初のアンパンマンは戦地で空腹に苦しむ子供たちにアンパンを届ける心優しい男性という設定でした。
この設定は、作者のやなせたかしさんの戦争体験が影響しています。第2次世界大戦及び戦後の日本で食べ物に苦労した経験を持つやなせさんは、「人生で一番つらいことは食べられないことだ」と考えていたといいます。そして正義のヒーローが食べ物を届けてくれるというストーリーを思い付き、アンパンマンが生まれたのです。
アニメのアンパンマンも、お腹を空かせた子供に自分の顔であるアンパンをちぎって与えます。自分の顔をちぎって与えることでアンパンマンの体力が失われてしまいますが、ヒーローは目の前で苦しんでいる者を絶対に見捨てることはしないという考えに基づいています。
顔を食べさせることは残酷であると批判を受けたこともあったそうですが、やなせさんは「アンパンだから大丈夫」と答えたそうです。

スタジオジブリの名作「魔女の宅急便」

児童書「魔女の宅急便」(角野栄子作)が出版されたのは1985年のことです。1989年、スタジオジブリの宮崎駿監督が同名で映画化しました。
魔女の宅急便にパン屋さんが登場することはご存知でしょうか。魔女になることを決意した主人公キキは、修行を積むために海の向こうの街コリコへたどり着きます。
コリコで出会ったおソノさんに気に入られ、おソノさんが旦那さんと一緒に切り盛りするパン屋さん「グーチョキパン」の2階に住みながら、「魔女の宅急便」を開業させるのです。

おわりに

今回は、パン屋さんが登場するテレビアニメや映画をご紹介しました。アニメ作品以外にも、パン屋さんが登場する作品はたくさんあります。お気に入りのパンを食べながら、パン屋さんが登場する作品を鑑賞してみるのも楽しいかもしれませんね。